第3回「胸椎への影響とその症状 – デスクワークの健康への影響」

胸の痛みを感じる女性

こんにちは。リバティーYukiです。
本日は、シリーズでお届けしている「デスクワークと胸椎の科学 – より質の高い生活を手に入れるために(全4回)」の第3回として、デスクワークが健康に与える悪影響と具体的な症状について解説いたします。

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デスクワークは、わたしたちの生活スタイルに欠かせないものとなっています。
しかし、その一方で、胸椎や周辺の筋肉への負担も増大し、長時間のデスクワークがさまざまな症状の原因となっていることも事実なのです。

動きの制限
胸椎への負担は主に脊柱に関連する筋群に影響し、全身の疲労感を引き起こします。
さらに肩関節や肘関節への過剰な負担が生じ、動きの制限などの二次的な影響が現れることがあります。

胸の痛み
胸椎への負担が胸筋や鎖骨下筋を緊張させることにより、胸部の痛みを引き起こします。
また、肋骨と胸椎の連動が悪化すると、呼吸時に痛みを感じることもあります。

背中の痛み
僧帽筋の過剰な緊張は、背中の痛みをもたらします。
胸椎だけでなく椎間板への圧迫が生じると、慢性的な背痛や腰痛を引き起こします。

頭痛
首の筋肉、特に胸鎖乳突筋や側頭筋の緊張は、慢性的な偏頭痛の原因となります。
さらに首の関節の動きの悪化が、首のコリや痛みを引き起こすこともあります。

神経
胸椎への負担による神経の圧迫は、手足のしびれなどの原因となります。
この状態が続くと、慢性的なしびれや運動機能の障害が生じる可能性があります。

では、このような状態による具体的な事例をみていきましょう。

事例1: 30歳女性・ファッションデザイナー

長時間のパソコン作業と細かいデザイン作業を日常的に行っている。最近、背中の痛みと頭痛に悩まされるようになった。

身体の状態
胸椎への負担が、背中の筋肉、特に僧帽筋や広背筋に過剰な負荷をかけていた。この状態が背痛の原因となり、さらに緊張した筋肉が連動し、頭痛を引き起こしていた。

二次的な影響
集中力の低下や仕事の効率が落ちてしまった。また、プライベートでも疲労が取れず、趣味や友人との交流が減少してしまった。

事例2: 40歳女性・主婦

日々の家事や趣味でのパソコン使用が多い。胸の痛みがなかなかとれない。

身体の状態
胸郭の筋肉(大胸筋や小胸筋)への負担が胸痛を引き起こしていた。さらに、周辺の神経への圧迫により手足のしびれが生じるリスクも懸念される。

二次的な影響
胸痛の不安が日常生活に影響。
趣味へ打ち込む時間も減り、家族とのコミュニケーションも億劫になってしまった。

事例3: 45歳女性・マネージャー職

仕事に対して非常に熱心で、長時間のデスクワークが日常。しかし、近年、背中の痛みと胸部の違和感に悩まされ始めた。

身体の状態
胸郭の筋肉と肩甲骨周囲の筋肉の緊張が見られた。これが、背中の痛みと胸部の違和感を引き起こしていた。さらに、長時間の座り仕事により、頭痛や肩こりも悪化していた。

二次的な影響
この状態の慢性化により、日常生活における活動や睡眠の質にも影響を及ぼし始めた。家庭でのコミュニケーションや趣味への意欲が減少し、ストレスが増加していることも認められた。

まとめ

デスクワークの胸椎への影響は深刻で多岐にわたります。
姿勢の悪化や疲労、痛み、神経症状など、これらの状態は日常生活に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
そのため、早期の対処と予防が求められます。
適切なデスクワークの方法やストレッチなどを通じて、予防または軽減しなければならないのです。

次回の記事では、デスクワークによる胸椎への影響からくる問題を解決するための具体的な対策と実践方法に焦点を当てます。
正しい姿勢の取り方、効果的なストレッチ、デスク周りの改善など、実践的な方法を提供します。
このような情報を通じて、長時間のデスクワークでも健康を維持し、慢性的なリスクを減らす手助けができれば幸いです。

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