こんにちは。リバティーYukiです。
本日は、シリーズでお届けしている「デスクワークと胸椎の科学 – より質の高い生活を手に入れるために(全4回)」の第2回として、デスクワークが胸椎に与える悪影響について解説いたします。
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デスクワークの普及により、我々の生活様式は大きく変わりました。
しかし、その影響は目に見えない部分で、胸椎に静かに負荷をかけ続けています。
この記事では、その負荷が具体的にどのような影響を胸椎に与え、どんな症状を引き起こすのかについて探っていきます。
デスクワークをしているときにかかる胸椎への負荷
長時間の座り仕事が胸椎にどのような負荷をかけるのでしょうか?
デスクワークでは、長時間座ったままでの作業が必要です。このとき、具体的には次のような胸椎への負荷が生じます。
胸椎の前傾
長時間の作業で、自然と前傾姿勢を取ることが多いです。これにより、胸椎が圧迫され、背面の筋肉が過剰に伸ばされます。
肩の内側への回転
キーボードやマウス操作で、肩が内側に回転し、胸郭の筋肉が緊張します。それにより、肋骨と胸椎の間の関係が乱れることがあります。
では、このような負荷がかかったとき、胸椎にはそれぞれ、どんなことが起こっているのでしょうか。
胸椎の変形
長時間の前傾姿勢は、胸椎の自然なカーブを失わせることがあります。これにより、背筋群が疲労し、持続的な背痛を引き起こすことがあります。
呼吸機能の障害
肩の内側への回転と胸郭の筋肉の緊張は、肺の拡張を妨げる可能性があります。呼吸が浅くなり、酸素の取り込みが減少すると、疲労感や頭痛を引き起こすこともあります。
神経の圧迫
胸椎の変形は神経の圧迫を引き起こすことがあります。これが原因で、腕や背中のしびれなどの神経症状を感じることがあるかもしれません。
以上のように、デスクワークが長時間に及ぶと、胸椎への負荷とともに、背痛や呼吸障害など、様々な健康問題を引き起こす可能性があるのです。
次回の記事では、デスクワークによる胸椎への負荷からくる症状をより詳しく、そして、それを解消するために具体的にどうすればよいのかについて詳しくご紹介します。
健康なデスクワークライフを送るためのヒントが満載ですので、ぜひお楽しみに。
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